本サービスは、大阪市における行政情報を、電子地図を利用してインターネットにより、ご利用者の皆様に提供するものです。
マップナビおおさか利用条件
帯水層蓄熱情報マップのご利用にあたっては、次の条件をご確認の上、お進み下さい。
<帯水層蓄熱情報マップについて>
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本マップは、大阪市内を250mのメッシュで区切り、メッシュ毎に存在する地下水が持つ熱量および熱利用に必要な熱源井戸の導入コストの目安を色で表示しています。
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熱量および導入コストは、既存の地盤データや一般的な熱源井戸の掘削コストに基づき試算した推計値であり、実際の状況と異なる場合があります。
<帯水層蓄熱とは>
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帯水層とは、地下水を含み、礫(れき)や砂からなる水の流れやすい地層です。
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大気の温度に対して、地中の温度は地下10~15m以上の深さになると、年間を通して温度の変化が見られなくなります。そのため、夏場は外気温度よりも地中温度が低く、冬場は外気温度よりも地中温度が高いことから、この温度差を利用して効率的な冷暖房等を行うことができます。
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帯水層蓄熱とは、帯水層から汲み上げた地下水を、夏季に冷房の熱源として活用するとともに、生じた温排熱を帯水層に蓄え、冬季に暖房の熱源として活用するものです。さらに、冬季の暖房時に生じた冷排熱を、夏季に再び冷房の熱源として活用します。
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これにより、省エネルギー、CO2排出削減、ヒートアイランド現象の緩和のほか、夜間電力で冷水を作り帯水層に蓄え、昼間に利用することによる電力需要のピーク抑制も期待できます。
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大阪市域においては、地下水の採取規制により大規模な帯水層蓄熱利用が制限されており、国家戦略特区の特例措置で内閣総理大臣の認定を受けた事業においてのみ利用を行うことができます。利用にあたっては、特例措置の要件を満たす必要があります。
詳細については、大阪市環境局環境施策部環境施策課(エネルギー政策グループ:06-6630-3479)までお問い合わせください。
<ポテンシャルについて>
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ポテンシャルの試算条件は、熱交換方式をオープンループ方式還元型とし、熱源井戸を、井戸間の空きエリアを考慮しない最密配置で設置したうえで、利用帯水層(第2~3被圧帯水層)毎の単位面積当たり利用可能熱量を示しています。
<導入コストについて>
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導入コストの試算条件は、利用する帯水層(第2~3被圧帯水層)の底面まで2本1対の熱源井戸(井戸径φ600mm)を掘削する場合の掘削コストを、それらの熱源井戸の揚水可能量から利用できる熱量により除してkW単価を示しています。
<導入要検討エリアについて>
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帯水層蓄熱利用を安全に利用するために、利用する帯水層は、第2被圧帯水層以深の帯水層である必要があります。
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本マップにおいて第2被圧帯水層と表示される帯水層が、上部帯水層と連続している可能性があるエリアについて、導入要検討エリアとして表示します。
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当該エリアで、帯水層蓄熱利用を検討する場合は、地盤調査等により利用する帯水層の正確な分布状況を確認してください。
<全般について>
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本マップの利用は、著作権法に定める個人的な目的に利用する範囲に限らせていただきます。
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本マップの内容を複製し、販売や貸出しするなど、営利目的や商業目的に利用することはできません。
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データ更新や保守作業などにより、本マップの一部又は全部を予告なく変更する場合があります。
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大阪市は、本マップの利用によって発生する直接又は間接の損失、損害等について、一切の責任を負いません。
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本マップで提供する情報は、利用者の権利や義務の証明、手続きや届出等の資料など、利用者の特定の目的に適合することを保証するものではありません。
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背景に表示している地図や画像は、土地や建物等の境界を示すものではありません。また、表示の有無、表示位置、範囲、形状については、現状との差異があることをあらかじめご理解ください。